2012-09-02

SSD交換


この週末、実家にあるノートパソコンのHDDをSSDに交換しました。以前より調子が悪いだの、遅いだのと呼びつけられていたので、この手段が一番手っ取り早いかなと思いまして。最近はSSDの価格も随分と安くなって気軽に買えますね。

ノートパソコンのスペックはざっと下記のような感じです。

DELL Inspiron 640m
・Windows XP Home SP3
・Celeron M 420 1.6GHz
・メモリ 1GB(512MB増設済)
・HDD SATA 80GB 5400rpm

購入したのが2006年春とあって、かなりの低スペック。これがSSDへの交換のみでどれだけ回復するのかを楽しみに作業に取りかかります。


準備物
・SiliconPower SSD 64GB(SP064GBSS2T10S25)
・Logitec ポータブルHDDケース(LHR-PBGU2)

実際の作業手順
1. SSDのフォーマット
USB接続しLogitecのツールを使用しました。

2. HDDからSSDへクローンコピー
今回はHDDとSSDの容量が違う為、Easeus Todo Backupというフリーソフトを使用しました。このソフトはコピー元とコピー先のHDD及びSSDの容量が違っていても、現状の使用量がコピー先の容量以内ならば自動調整してクローンを作成してくれます。おまけにSSDのチェックを1カ所すればあとからアライメントの調整も必要ないので便利です。

Easeus Todo Backup

3. HDDをSSDに交換
パソコン底面のHDD部のカバーを外し、単純に交換します。

4. 起動(チェック)
まずはBIOSでSSDが正常に認識されているのを確認。その後起動チェックと言う所でエラー発生。POST後のOSブート前に [XLDR] ATA errorの表示。恐らくMBR絡みのエラーかなと思い、MBRの修復を試みます。

MBRの修復の一般的なやり方は、OSインストールディスクから起動して回復コンソールのMBR修復コマンドだと思いますが、大昔に買ったパソコンの添付品なんて今更どこにあるのか不明なので別の方法で行いました。

5. MBRの修復
交換したSSDを元のHDDに戻し、SSDをUSB接続して起動。無事に元通り起動しました。(作業完了まで残しておく事や、バックアップの重要性を実感)次にTest Diskというフリーソフトを使用しMBRの正常化を実行。すべて英語ですが、対象のHDDを選択しMBR Codeを実行しただけです。

Test Disk

6. 回復コンソールのインストール
結果的には使用しませんでしたが、今後も踏まえ念の為インストールしておきました。スタートメニュー内のファイル名を指定して実行からc:/Windows/i386/winnt32.exe /cmdconsを実行します。ここのcはWindowsフォルダがあるドライブになります。実行時にSPのバージョンがとかというメッセージが出ますが容赦なく実行。そうすると起動メニューに回復コンソールの項目が表示、選択出来るようになります。

7. 起動チェック(2回目)
接続はそのままに、外付けSSDからの起動を試みます。そうするとWindowsロゴ表示画面での読み込み最中にブルースクリーン発生。STOP:0x0000007B。OSブート中だからさっきよりは進歩したかな。それとも単純に外付けデバイスからの起動には対応していないのかという疑問も過りましたが、それだとブートメニューで選択出来るのはおかしいはず。

8. パーティションの修復
再びHDDから起動してTest Diskを起動。そこからSSDの各パーティションの修復を実行。Advancedから行います。

9. 起動チェック(3回目)
本体のHDDをSSDに交換し起動します。すると正常に起動する事が出来ました。しかも今まで3分以上かかっていた起動が1分以内で起動と、明らかに速くなっています。起動してからも目に見えて速い。そしてその後は正常に使用出来ていたので、恐らく問題ないでしょう。

結局、7のブルースクリーンの時にSSDを本体に戻してやれば問題なかったのかもしれません。やはりトラブルに塗れた方が良い勉強になるし面白いですね。しかも今回は同時進行でネットブックのメンテ、Macの定期リカバリも行っていたので検索手段がiPhoneしかなく苦労しました。

ちなみに作業全体で4時間くらい掛かりました。

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